2001年10月号

茅ヶ崎方式英語会 本 校 会 報


留学体験

横堀敦子(旧会員)

 茅ヶ崎方式英語会でリスニングのクラスにはじめて参加したのは高校生の時、それからもう10年近く もたってしまいました。短大卒業後、OL生活を送った後、3年半前に留学のためここミネソタ州ウイノ ナにやってきました。英語を勉強している方ならアメリカの生活や留学に興味をもたれている方もいらっ しゃるかと思いますので、私の留学体験についてお話いたします。
 私が通ったWinona Sututo Universityはミネソタ州南部、ミシシッピー 川沿いの小さな町にあり、学生数は9,000人ほどのアメリカでは中規模の州立大学です。授業にはじめて 出た時のことは、今でもよく覚えております。茅ヶ崎方式のお陰もあり英語には少しばかり自信のあった 私ですが、早口で話す先生と、いろいろな質問を投げかけるアメリカ人クラスメートに圧倒され、充分に 状況がつかめないまま、やっとのこと宿題をノートに書き留めて教室を出たのでした。しかし、一学期、 二学期と過ぎるうちにいつのまにか戸惑うことも緊張することもなくなり、授業中の発言や質問も平気で できるようになっていました
 よく質問されるのはアメリカの大学と日本の大学に違いですが,私が感じた一番大きな違いは、アメリ カの大学ではディスカッションやレポート、プレゼンテーションなど自分の考えや成果をおもてに出す機 会が多いことです。私の専攻しているPolitical Science(政治学)は特 に多くのレポートが要求されることで知られた科目で、毎学期、何十枚にも及ぶレポートを仕上げるのに 夜遅くまで学校のコンピュータ室で過ごしたものでした。
 もう一つ大きな違いは学生の年齢や状況に大きな幅があることです。仕事をしながら学校に通う人や、 子供をベビーシッターに預けて授業に出る人は珍しくありませんし、一つの教室の中で18歳の若者と先生 よりずっと年上の学生が一緒に勉強している光景もよく目にします。こういったいわゆる「非伝統的学生 (Non Traditional Student)」たちは勉強に真剣に取り組む人が多く、 全体の中で占める人数は少ないながらもアメリカの大学にとってよい影響力となっているのではないかと 思いました。
 私の留学の目的は「自分を試す」ことでしたが、朝早くから夜遅くまで勉強に費やす毎日を3年間送った 後、最後に誇りをもてる成績で卒業できたことは大きな達成感と満足感につながるものでした。

本校からの補足
 横堀さんは卒業生700名中、上位4位内の成績(全教科「A」)だったため、大学から 表彰されました。
 現在はバージニア工科大学(Virginia Tech.)でTeaching Assistant をしながら、大学院生として多忙な毎日を送っておいでです。